
歯科にコンサルは必要なのか??
コンサルさん、使いこなしていますか?
こんにちは。竹中です。
歯科経営にコンサルは必要でしょうか?
よく漠然とそう聞かれることがあります。
答えはYESです。
先のブログでも書きましたが、保険診療増大の戦略と、自由診療増大の戦略は、重なる部分はあるものの、本質的に異なります。
保険診療は、診療報酬規程に制約を受ける結果、収入の上限があります。
そうすると、まずは現状のユニット数における保険収入拡大を目指し(ここは自由獲得戦略と被ります)、
収入が上限に達したのであれば、あとは経費を緻密に管理して効率化していくことが基本的な戦略となります(もちろん分院設置もあり)。
一方で自由診療は報酬の制約がないため、いくらでも増大可能です。
ですから、広告宣伝にお金をかけて、「高額の治療費を支払ってでもQOLの増大を求める方々」こういった患者さんを集めるのが基本的な戦略となります
(つまり、基本的にはお金を使い患者さんを増やしていく戦略)。
職務上、船井総研のコンサルや実践会のコンサルに立ち会う機会を頂きますが、
特に船井さんのコンサルは自由診療拡大戦略に有用であり、実践会のコンサルは保険増大(保険診療の基本的な成長)に有用であると感じています。
いずれにしろ、現状、ご自身の医院がどのようなステージにあるのかを会計事務所などと確認する必要があろうと思います。
幸いなことに、多くの場合、会計事務所による数値的コンサルは税務顧問料に含まれています。
ところで、コンサル否定意見をよく聞きますが、そういった意見の根底にある問題は、コンサルを使いこなせていない結果なのだと思います。
コンサル担当者と一緒に考えて、提案を吟味するなどし、コンサルがやるのではなく、自分がやるという認識を持つことが大事だと考えます。