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blog20250509

証券外務員を取得しようと思っています

こんにちは。税理士の竹中です。

今回は、新たに「証券外務員資格」を取得しようと思っています。

円の未来に、強い危機感

日本は、世界で最も高齢化が進んだ国となりそうです。

第3-3-11図 G7の高齢化率と社会保障給付の推移 – 内閣府

出生数は過去最低を更新し続けていますし、

図表1-1-7 出生数、合計特殊出生率の推移|令和2年版厚生労働白書-令和時代の社会保障と働き方を考える-|厚生労働省

中央銀行は長年にわたって超低金利と通貨供給によって経済を支えてきた結果、政府債務はGDPの250%を超え、

007.pdf

その結果として、2024年以降、私たちが目の当たりにしている円安は”円の暴落”と評価できるのかもしれません。

円急落よりマズい「円弱体化」が進む日本の末路 多くの国民の生活水準が腐食しかねない | 政策 | 東洋経済オンライン

いずれにしろ 日本円は国際的に見て”安く、弱く”なっているように思います。

医院を守ることは次世代に繋ぐこと、それが難しい

いくつかの歯科医院や医療機関の顧問を務める中で、”医院は収益があっても、それだけでは守れない。”このように感じるようになってきています。

それは、多くの方が、お年を召される中で、次世代に地域診療を繋ぐべくお子様の学資で悩んでおられますが、為替変動、物価上昇がありなかなか思うように学資を貯められていない現状があるからです。

次世代に引き継ぐために学資まで考えるのが我々の仕事

1Dの講演でもお伝えしましたが、現在は開業費用が高騰していますから、利益を出しにくい状況といえます。そのような中で、皆様お子様の学費を貯めておられるわけですが、今貯まっている1000万円が、18年後にも1000万円の価値があるとは言えません。というのも、もしもその頃の為替が、1ドル=200円になっていたら──?

食品等の多くを輸入に頼っている日本においては、学費や生活費も、高騰しているはず。。。このように考えるのが自然です。

一般に、医科歯科の私学の1年目は1,000万円程度必要ですが、仮に今後このような構造的な要因によりインフレが続いた場合、将来の入学金などは2000万円となっているかもしれません。

つまり、今貯まっている1000万円を、日本円の預貯金で運用していた場合、その血と汗の結晶である1000万円では、入学1年目の学費すらを補えない、なんてこともあり得るかもしれません。

つまり、 “何もしないこと”はリスクであることを強く意識せざるを得ません。

税理士の仕事とは・・・

院長はお忙しい。

税理士業の本質は、税金を計算しつつ、お金を算段してお客様の生活をお守りすることにあるはずです。

そう考えますと、お忙しい院長に代わり、余剰資金のうちいくらを保険として将来のリスクに備え、いくらを投資に回して、将来の学資に備えるのか?こういったことも絶対に我々の仕事であるなと強く感じています(帳簿を見れないと本当に必要な額が解らない)。

まぁ恩着せがましく書いてきましたが、綺麗ごと抜きでいえば、皆様あっての顧問料なわけです。ですから、お客様との良好な関係はできる限り長いことが好ましいわけです。そのような我々側の理屈としても医院を次世代に繋いで頂く必要があるわけで、そのための学資の安定的な確保。これは、そのまま我々の問題でもあるわけです。

投資に関しては、本来税理士がごく当たり前に考えなければいけないことなのに、(私も含めて)多くの税理士が、毎年コロコロ変わる税制改正に気をとられて、ファジーに考えてしまっていると思います。だいたい税金の話しかしないですよね(笑)

でもこれではお客様に安心感は与えられないし、竹中さんでよかったとは思ってもらえないですよね。

そういった次第で、急ぎ金融商品の提案ができる体制を整えなければならないと実感しております。