東京デンタルショー2024

東京デンタルショー M&Aのお話

本日、東京デンタルショーに行って参りました。

駐車場はどこも満車で大盛況のようです。

さて、私の目的は河野先生のMAのお話でした。

私の担当させて頂いているお客様は力のある先生が多いです。

今後分院展開をなさると思うのですが,分院新設費用が高すぎて分院展開で躓かせてしまうことがないように、MAの知識をブラッシュアップさせ、既存の診療所のご購入という選択肢も視野に入れて安全に拡大していって頂けるよう私自身の力をつけたいという趣旨です。

また、クリニックのご売却などの際には譲渡価格が最大になるような決算書を作らなければなりませんから、その辺りの出口戦略の情報収集にも役立つかも、など考えながらお話しをお聞きして参りました。

大きなエッセンスは以下の点でした。

・レセ500枚、自由診療割合2割以下の地域診療と

 従業員さんを大事にする院長先生の経営するクリニックを購入するのが理想

・自身の診療感にあった人だと協力を得やすく,立ち上がりも早い

・数字だけに捉われず、各売上割合や1人別の人件費の数値なども細かく見るべき

このように河野先生のお話はご自身のデューデリに関する体験談で大変聞きやすく理解しやすかったです。

ただ、1時間は短かったです。

先生は全国展開なさっておられるので、きっと原材料費率を安くするための共同発注などはやっておられるか、人件費率を下げるために何か工夫をしておられるか、家賃比率はどうなのだろうか?

広告宣伝費率は診療スタイルに合っているのだろうか?

何をシナジーとしてお考えになられたのか?

散らばった医院の管理はどうしておられるか?

ブロック管理はどうか?

ブロック長は力のある分院長が良いのか。それとも管理専門の人材が良いのか。分権のバランスはどうお考えになるのか?

フランチャイズ型が最良なのか?

BCGやトーマツ,PWCなどの大手コンサルは検討されたか?

とまぁ聞きたいことは色々あったのですが、こういったことは時間の関係でお聞きできませんでした。

M&Aと聞いて小難しいことを色々考えていたのですが、河野先生の実体験を聞けて、一診療所、一診療所が、理事長の考える“あるべき診療”を共有し、診療所ごとに月次決算を早めに組んで本部と共有し問題があれば早期発見・早期対処する。

こういった基本が一番大事なのだろうと改めて感じることができました。

これは大きな収穫です。

そこさえできていれば、医院ごとの適切な評価もでき、失敗しても深手を負わない。

つまりは、河野先生が仰ったように、理念を共有できる分院長を作れるかどうか。

これ次第なのかもしれません。

また是非お話をお伺いしたいと思いますし,その際には,私も事前知識をもう少しつけたいなと思います。(Amazonで以下の本を購入してしまいました。)

 

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河野先生、お話をお聞かせいただき有難うございました。