たけなか事務所 | 税務・法務

自由診療

【自由診療】目標3割 ご注意ください!!

皆様、こんにちは。税理士の竹中です。

歯科経営では、総診療収入に対する自由診療収入の割合は3割が好ましい、という話をよく聞きます。

アクア時代の私のボスは、ドクターとの面談の際に「保険診療は自由診療の分母だ」とよく口にしていました。

これはうちのボスはその豊富な経験から、自費患者は保険患者より生まれると考えているのだと思います。

確かに、成功している医院さんを拝見していますと、人材育成がうまく、代診の先生の診療時間や衛生士さんの診療時間が無駄なく完了し、

結果として院長先生の自由時間が増えた結果、院長先生のコンサル時間が多くなり自由診療が増大する傾向にあると感じています。

一方で、この“3割何某”が独り歩きすると、まだまだ保険患者さんを増大させなければならないステージにある

歯科医院さんに対して“自由診療3割獲得バイアスをかけてしまい、患者数(分母)が少ないため自由診療収入がばらつき、

かつ、保険診療収入も大きくないため、結果として経営を不安定にさせてしまうかもしれません。

皆さんは如何でしょうか。我々職業会計人の歯科経営の考えが先生方のご経営の一助になれば幸いです。